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東京で暮らすエンジニアが色々書くやつ。

映画レディ・バードをみた

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あらすじ

舞台は2002年。 主役は、カリフォルニアに住む女子高生。

最悪の不幸とか、最高の幸せとか、特別な事件がおこる映画ではない。

多くの人が経験するような 進学 恋愛 家庭事情 友人関係 部活動 将来 について考え、悩みながら前に進んでいく主人公の姿が描かれている作品だ。

感想

映画の公式サイトには、

青春の輝きと痛みを知る、誰もが共感して心震わせる

これはあなたの物語

とあるが、その言葉に嘘は無かった。



都会の大学に行きたい自分と、それに反対する母親との葛藤。


大好きだった恋人に裏切られた悲しみ。


自分が抱いていた理想と現実とのギャップ。


少しのすれ違いで生まれる、親友との衝突。


自分の家庭に感じる劣等感、そこから生まれる羞恥心・虚栄心・嘘。




誰にでもある、人生で避けては通れない道が描かれているから、

自分の人生と、映画の中で描かれる主人公のドラマが結びつき、自然と映画の中に入り込める。



国も性別も違うのに共感できた。

それはきっと、どんな人もそれぞれ苦しんで、泣いて、頑張って、人生を歩んでいるからだと思う。

だからこそ、映画の中で描かれる少女の人生と、自分の人生を重ね合わせることができるのだ。


僕はこの映画を見て映画館から出たとき、まるで、自分の人生を振り返ったような気持ちになった。

そんな人は、少なくないと思う。

主人公は、とっても素直で、映画を見るうちにいつのまにか応援したくなる。

高校生ならではの親と喧嘩も、ハラハラしつつ、共感しつつ、見守ることができた。

映画の中の主人公を、見守る

そんな言い回しがしっくりくる映画だ。

なんだか懐かしく、ノスタルジックで、過ぎた青春を思い出させてくれる、 後味スッキリな映画だ。

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