ガンジス川には観光者がいっぱい。聖地って、なんだろう?
こんにちは。ちっちゃくらです。
インドのガンジス川(ヴァーラーナシー)を訪れたら、観光者がたくさんいました。
時間によっては、現地の人を越す人数。
そこで感じたことのメモです。
ガンジス川、聖なる川
インドでは「ガンガー」と呼ばれるガンジス川。
ヒンドゥー教では聖なる川とされ、多くのインド人がこの川で沐浴をする。
ここでガンガーで沐浴をすれば、体を綺麗にすると同時に、魂についた汚れも落とされると考えられている。
聖地、ヴァーラーナシー
ガンジス川沿いには、多くの聖地がある。ヴァーラーナシーもその一つだ。
ヴァーラーナシー(バラナシ、ワラナシ)には、火葬場と、聖なる火が存在する。
その聖火は、三千年以上前から消えずに守られ続けていて、その火で死体を燃やされると、涅槃に行けると信じられている。
だから多くのヒンドゥー教徒は、ヴァーラーナシーで死ぬことを望む。
自らの死に際を悟った者が滞在するための建物もある。
ヴァーラーナシーには、いくつか火葬場がある。その中で最も有名なのが、「マニカルニカーガート」にある火葬場だ。
ここでは絶えず死体が燃やされている。観光者は立ち入る事ができるが、写真は厳禁だ。
インドが植民地だった頃、ここを整備しようとして諦めたイギリスは、
「火葬場が街のためにあるのではない。街が火葬場のためにあるのだ。」
との結論をだしたらしい。
ヒンドゥー教すごい。
聖地ってなーんだ?
ヴァーラーナシーは人が多いよ。
そんな前提知識を持って、ヴァーラーナシーを訪れたのだが、人の多さに圧倒された。
多いなー、人!
船の上だけでなく、陸地も多かった。
上の写真は、夕方のプージャー(礼拝)の様子。
礼拝しているひとより、観光している人のほうが多い。
「聖地」ってさ・・・。
アニメの聖地はともかく、日本人にとって宗教的な聖地のイメージって、
「静か」
だと思う。
少なくとも僕はそう思ってた。静かな場所で一人、仏だったりカミサマに祈りを捧げて、しんみりと神聖な雰囲気に浸る・・・。
う〜ん、聖地って感じ。
しかしどうだ、インドの聖地に静けさはあるか。ない。(即答)
だって、毎日の礼拝(プージャー)は、大音量で音楽が流れるどんちゃん騒ぎ。
体と心を清めるために沐浴している人は、観光者に写真を取られても全く気にしないし、シャンプーで頭を洗ったその水で、口をゆすぐ。(そして人によっては飲む。)
観光者と見れば、「ボート乗れよ!!!」と客引き。
火葬場で家族を燃やす場所は、人でごった返している。
しかも、燃やしている最中に自撮り大会を始める。
なんだこれ!ほんとに聖地なのか!!??
と、初めは思った。
少し考えたら、納得した。
そっか、インド人だもんね。
多分、根っこの根っこから、日本人とは感覚が違うのだろう。
勝手に考えて納得したのは、火葬場にたくさん人が集い、自撮りもしていたこと。
インド人からしたら、「死」はお祝い事なのかもしれない。
特にヴァーラーナシーでの火葬は、涅槃への旅立ちの時。辛いこの世から解放されて、待ち望んだ天国みたいな所へ出発する、何よりも嬉しい瞬間。
そりゃあ、祝うしかないわ。知らないたくさんの人にみられても気にしないわ。
沐浴だって、みんなで楽しくやりたいわ。「汚れが落ちて、チョーキモチー!!」って感じで、周りに人がいてもノープロブレムだわ。
*個人の意見です
以上、書いたのは、インド人に聞いたわけでも、本に書いてあったわけでもなく、ちっちゃくら個人の意見です。
でも、そうかんがえたら、理解ができなかったインド人の行動も、なんだか納得できる気がします。
今日からは毎日ブログ書くぞ!
ではまた!
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